みなさんは日本の休日が何日くらいあるか知っていますか?
1年間に16日間が祝日です。週休2日の会社の場合の年間の休日の日数は120日以上になります。日本では平均して1ヶ月に10日程度は休日を取得している人が多いのですね。
一方、中国は、祝日が1年間に11日で年間の休日は日本より少し少ない日数です。しかし、それらの祝日は連休となっていることが多いのです。どういうことでしょうか。
中国の休日は日本人から見ると驚く制度になっています。
中国では土日が公休日になっていますが、国(政府)の権限で土日の休み振替出勤日にし、その分の休みを祝日とくっつけて振替休日にすることで祝日が連休になるような運用がされています。
振替出勤日となった土日は休みではなくなりますので、公的機関や一般企業も原則として出勤日となるのです。国(政府)によってこのような振替制度がとられるということは、日本で生活している私たちにとっては驚く制度ではないでしょうか。
来年の祝日がいつからいつまでとなり、どの土日が出勤日になるかは、前年の11~12月頃に発表される政府からの通知によって知ることになりますが、国の制度として3日~7日間程度の連休が設けられることはいいですね。
日本で長期の連休となりやすいのは5月のゴールデンウイークや9月のシルバーウイークあたりですが、それでも4日程度の連休しか期待できないことも多く、それ以上の連休を望む場合は有休を取得するなど、個人での調整や職場の仲間の協力が必要な場面も発生します。
それに比べると、中国では国が強制的に連休を作るため、長期の休みができるのです。
これらの長期に渡る連休は、実家に帰省しゆっくり過ごす人も多い一方、一斉に旅行に出かける人も多くいます。そのため、連休はどこも人であふれかえります。日本から中国に旅行する場合は、それら連休を外して訪れたいものです。
円高の今は日本へ旅行する人も多いため、旧正月(春節)など中国人を多く見かけることと思います。
記事記載日時点で、日本人の中国への一時入国に伴うビザはまだ免除されていません。新型コロナウイルスの蔓延防止措置で外国人のビザの取得免除は停止され、日本人に対してはまだ停止されたままとなっているのです。書店の旅行書コーナーに立ち寄っても、中国の旅行書はパンデミック前に更新されたものを最後に、改版されていません。(少なくとも私は発見できていません。)
中国のビザ取得はそろえる書類も多く大変なので、一日も早く元の状態に戻ることを期待したいです。
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